コカ・コーラ工場に行ってみました。

 

  

2011/9/211

Photo&Text by Ryo

 

朝、授業が始まる前に、滝テラでジョージアを飲み眠気を飛ばす。ランチには、サブウェイを食べながらコカ・コーラを飲み、放課後はジムで運動して失われた水分を、アクエリアスで補う。この日常は、創大でなくとも日本中どこでも見受けられる後景だ。これらの製品だけでなく、ファンタ、爽健美茶、Qoo、ミニッツメイドもコカ・コーラ社の製品である。日本中で大人気のこれらの飲料を製造するコカ・コーラとは、どんなすごいところなんだ!そんな好奇心から私たちは、実際にこれらの製品が製造されている工場、コカコーライーストジャパンプロダクツ() 多摩工場へ出向いた。

巨大ジョージアと
巨大ジョージアと

JR武蔵小金井駅から、バスで約15分。これといった特徴の無い街並みの中に工場があった。工場への出入り口付近では、巨大なジョージアの缶がお出迎え。CSR担当のお姉さんが、私たちを工場内エントランスへと招き入れてくれた。節電のため冷房はあまり効いていない、写真撮影はNGとの説明をされた後、手をアルコール消毒するために、すぐにトイレへ案内された。アルコール消毒液は自動で出るのだが、出る量がハンパじゃない。手を洗った後の様にびしょびしょになった。衛生管理は万全である。手をアルコールでびしょびしょにした私たちは、広いテレビルームへと連れて行かれた。そこには、私たちの他にもちびっこや、おじいさんおばあさん、大学生らしき団体が既におり、何が始まるのかとざわざわしていた。

工場のエントランス
工場のエントランス

しばらくすると、再びCSR担当のお姉さんが、瓶入りコカ・コーラを大量に入れたボックスと共に登場。すごい勢いで王冠を外していく。お姉さんの早ワザに感心しながら、私たちはそのコーラを恐る恐る口にした・・・。美味い。実に美味い。お姉さんは、瓶コーラの魅力について話し始めた。実は、一番美味しいコカ・コーラは、缶でもなくペットボトルでもなく、瓶だそう。炭酸も強めらしい。なるほど、そう言われてみれば、いつも缶で飲むコーラとは違う感じがする。お姉さんのウンチクが終わったところで、DVDの上映が始まった。

 

コカ・コーラは、1886年にジョージア州アトラントの薬剤師、ジョン・ペンバートンによって発明された。健康を害したペンバートンは、コカ・コーラの製造権利をたった1ドルで売却し、それを買い取ったエイサ・キャンドラーが1988年、The Coca Cola Companyを設立し、それが今日のコカ・コーラの本社となった。

コカ・コーラは、発売当初は馬車で地域的に流通をしていたが、ヘンリー・フォードがアメリカに車を持ち込むと、流通は全米へ広がる。1906年にはキューバに工場を建設。その後世界展開を積極的に推し進め、1929年には既に28カ国で64社もの海外ボトラーが生まれた。今日では、世界200以上の国・地域で、毎日15億杯も愛飲されている。

瓶コーラの瓶は、「コンツアーボトル」と言われ、形はココア豆の形を、薄緑はアトランタの豊かな自然をイメージしている。一見普通の瓶だが、この瓶には思わぬ工夫が施されている。この瓶は、「暗闇で触ってもコーラとわかる」のだ。一体どこの誰が暗闇でコーラを探すんだ!という突っ込みはさておき、実はこの瓶、何度も繰り返し再利用されている。機会があれば、瓶をひとつひとつ見比べて欲しい。若干色が異なるもの、若干傷が付いているものもある。これは、何度もリサイクルを繰り返しているからだ。

 

 DVDの終盤には、コカ・コーラ社のCSRについて触れていた。水の使用量を削減したり、従来の40%も節電できる自販機を使用したり、工場で必要なエネルギーを工場で一部生産したり、CSRにはかなり力を入れているらしい。

 

DVDが終わると、質疑応答の時間に。

 

おじいさんが質問をする。「コカ・コーラの原料は何ですか?」

するとお姉さん、待ってました!とばかりに、すらすらと説明をする。基本的には、水、糖類、酸味料、カフェイン、炭酸、カラメル、香料でできているとのこと。しかし、その香料は、アメリカの本社トップ2の二人しか知らない企業秘密だそう。このレシピが絶対にバレないからこそ、世界中で約6000種と言われるコーラは、コカ・コーラの味を完璧に再現することは不可能らしい。

 その他、CSRや国ごとの商品戦略について学んだ後、いよいよ工場の見学へ・・・。しかし、私たちはそこで、衝撃の事実を知らされた。

見学参加メンバー
見学参加メンバー

 なんと、その日は工場の休業日だったのだ!.稼働していない工場を見学するほど、味気ないものは無い。ボトルに何かを入れるためであろう長いラインや、用途不明の巨大な機械を間近で見ることができたのだが、何に使う機械なのか、推測することしかできないのだ。工場が稼働していれば、それは物凄い迫力なのだろう。しかし、そこに見える機械が何に使われる機械なのかわからない以上、どう工場見学を楽しんでいいのかわからなかった。(苦笑)

 

 最後に、コカ・コーラのロゴが入ったタオルを記念に貰い、工場の前で写真を撮り、退散した。

 

 工場にあった機械がスゴそうであっただけに、見れなかったのがとても悔しかった。しかし、今日世界中で愛飲されているコカ・コーラの意外な誕生秘話や、コンツアーボトルへのこだわりを知ることができたのが、今回の収穫だろう。次にコカ・コーラを飲む時には、以前とは違った見方ができそうだ。

 

 学びは、自らの日常を彩る。こういった物事のバックグランドを知ったり、新たに何かを学ぶと、以前とは違った目線で物事を見ることができるのではないだろうか。星を「わー!キレイ!」と見るか、「あれは~座だ!」と見るか。コカ・コーラを「あ、コーラだ」と見るか、「あ、コーラだ。そういえばコーラは120年以上も前に、薬剤師によって作られたんだよなー」と1世紀以上昔の日々に思いを馳せるか。

 

 私は、常に後者でありたい。